【ＲＥＶＩＥＷ２００４年４月分】
【天上天下】第１話＆第２話(04.04.19アップ分)
《分類》
ＴＶアニメ
《作品概要》
喧嘩自慢の凪宗一郎とボブ牧原は、入学した統道学園で最強を目指し大暴れ。
しかしその前に現れたのは、見た目はちんちくりんんだが、柔剣部主将の棗亜夜と、その部活の後輩、高柳雅孝道だった・・・。
《メイン出演者》
保志総一郎さん(凪宗一郎)・三木眞一郎さん(ボブ牧原)・茅原実里さん(棗亜夜)・久川綾さん(棗真夜)・関智一さん(高柳雅孝) 他多数
《レビュー》
さて、タイトルだけは知っていたのですが、
この作品の原作者の物語構成がアレなのは何故か(笑)十分承知しているので当然見る気はなかったんですが、三木さんが出演するというのであれば、見ないわけにはいかない、と。
さて、三木さん演ずるボブ牧原ですが・・・
最近三木さんに多い「無口で、ぶっきらぼうで、一見何を考えているのか分からないけれど、いいヤツ」という珍しいんだか、典型的なんだか、よく分からない役所。
この手の役所は
「最終兵器彼女」のテツ以来多くで、安心して聴けると云えば確かなんですけれど、演技のバリエーションが限られて、レビュアー的には面白味に欠けますね。
しかもこのボブ・・・既に第二話の段階でヘタレ化が伺えます。
第一話では主人公の相棒として、散々暴れまくるわけですけれど・・・
相変わらずキレまくった役所の保志さん演ずる主人公が、智一さん演ずる高柳雅孝にボコられると「今の俺たちでは勝てない」と冷静に判断します。
この手のコンビの相棒としては当然の役所なんですけれど、大体こういう役所を振られたキャラと云うのは・・・物語的には完全に踏み台にされるのが「お約束」ですから。
ズタボロにされて主人公の「覚醒」の発憤材料になるとか、抵抗できない主人公の身替わりとなって相手に殺られるとか。
まあ、今後の展開を本当に全く知らないので断言できないんですけれど、多分こんな所ではないか、と。
それでもとりあえず物語の序盤はそれなりに出番が多いでしょうから、暫くは見続けたいと思います。
【ガングレイヴ】最終話『ＲＵＮ』(04.04.11アップ分)
《分類》
ＴＶアニメ
《作品概要》
かつて青春時代を過ごしたダウンタウンの一角で、ブランドンと全てを失ったハリーは再び対峙しあった。過ぎ去った長い年月。その間に心の中に降り積もった思いを胸に、お互いに銃を向け合う二人。
しかし、彼らが対峙するその場にハリーの命を狙う刺客たちも向かっていた・・・。
《メイン出演者》
関智一さん(グレイヴ)・磯部勉さん(ハリー)・浜田賢二さん(ハリー青年期)・家弓さん(ビックダディ)・井上喜久子さん(マリア)・佐久間紅美さん(浅葱ミカ) 他多数
《レビュー》
２５話のラストから、
あの鮮やかなＥＤへの切り替えを受けての最終回。
まずは冒頭、猫の目に映った文治の姿に一瞬驚愕。一体何が起きるのか、と。
舞台はやはり終局に相応しい、そして過去と現代が交錯するに相応しい、二人にとっての始まりの場所。
この演出はまさに見事でした。「トライガン」とは、まるで対極の最終回。
てっきり中途半端に過去の回想をやるのかと思いきや、
単純に時系列に従って過去を映しだすだけでなく、そのシーンに最も相応しい姿での、最も相応しい姿を纏っての、この過去と現代を交錯させる手法は、第１４話の光と影の演出と共に、この手のアニメの精髄として、恐らく将来にわたって語り継がれることでしょう。
うん、やはりこの最終回は個々のシーンに感想を述べるべき類のものではないですね。
そして・・・終局。
確かにそこに至る過程への描き方はアレ以外は考えられないでしょうし、ラストシーンに「全ての始まり」であるあのシーンが描かれるのは必然だったのか、と。
いや・・・恐らくはあのシーンを描く為に、この「アニメ版」は創られたのですね？
ともあれ、やはり最後は非常にＳＩＧさんの作品らしくなって、満足できました。
勿論、
【そこに至る過程(笑)】では云うべきことがあるんですけれど、多分ＳＩＧさん、現在は「マドラックス」で、てんてこ舞いでしょうから、いずれ機会を見て、多分例によって秋にでも(笑)メールします。
もっとも、僕や忠司さんや由羽さんが云いたいようなことは、大概ＳＩＧさん、想像がついていらっしゃると思いますけれどもね(爆)。
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