【REVIEW2000年８月アップ分】
【三木眞】最新情報！(2000.08.28アップ)
＜その壱！＞
洋画吹替『海の上のピアニスト』、主役ゲット！
船の上だけで生きてきたピアニストのお話で、この大人のおとぎ話の純粋で繊細なキャラクターを見事に演じているそうです(^^)。
・・・って、自分はまだ忙しくて見てないんですけど、観察眼の厳しい友人からのオススメなので間違いないでしょう(^^)。
２時間たっぷり三木さんの演技を楽しみたい方は是非どうぞ(^^)。
＜その弐！＞
『闇の末裔』主役「都筑麻斗」ゲット、ＷＯＷＯＷで１０月から放送開始！
ＴＶシリーズでは「ウイルス」以来の主役ですね(^^)。
他のキャストは
黒崎 密 ：浅野まゆみ
巽 征一郎 ：森川智之
亘理 温 ：関俊彦（おぉ！）
邑輝 一貴 ：速水奨（おおぉ！！）
とは言っても、自分この作品、全然知らなかったりして(^^;。知っている方、教えて下さいませm(＿)m。
【三木眞】バナナ白書２
《分類》
実写作品(１８禁(^^;)
《作品概要》
高校三年の春「ボク」は同級生の吉川マリに恋いをしていたが、あえなく撃沈。そのショックで浪人したボクは鬱々とした日々を過ごしていたが、ある日、突然彼女から電話が掛かってきて・・・。
《メイン出演者》
三木眞一郎さん 他１名(^^;。
《ロケ現場(笑)》
某有名音響監督の自宅(大笑)。
《レビュー》
自分が持つ三木さんの唯一の実写芝居作品。１８禁と言っても今なら下手をすれば１５禁にもならないだろうソフトタッチの作品なんですけど。
なんでもこの作品は「プレイボーイ」の読者の実体験報告を基にした作品だそうですが・・・ストーリーとしてはヘン。ていうか・・・三木さんが演ずる「ボク」って何か騙されてない？(^^; こんな事を書くと女性からお叱りを受けそうですけど(^^;;;。
でもでも、以前ふった男のところに突然やって来て（印象も高校時代と全然違っている(^^;）「まだ私のこと好き？ 抱いて、初めてじゃないの」ってお願い。その言葉に動揺して「出来なくなってしまった(^^;」ボクに対して今度は「わたし嘘ついてた。私、あなたのことずっと好きだった。男の人を好きになるの怖かったの。ホントは初めてなんだよ」と変化(^^;。
この後、ストーリーは一直線。しかも挙げ句「その一回」で赤ん坊が出来てしまい、そのままゴールイン。
客観的に見てこの話・・・どう思われます？(^^;＞ＡＬＬ 賛否両論の意見、お待ちしています(笑)。
ともあれ、本題としての三木さんの演技的には・・・ＮＡシーン（この場合はモノローグですね）が非常に多かったので格別目立ったものはなく、芝居としての動きも極端に少ないので、ここから三木さんの演技力を見て取るのは非常に困難かな、と。
でも、モノローグは確かに上手いです。まだ当時演技を初めて数年の頃の筈なのに。やはり三木さん、声優が天職だったのかな、と。
そうそう、演技的に面白かったのは彼女の「私、してあげる。ビデオとかで勉強したんだ。いろいろ」って言葉に「いろいろぉっ？」てひっくり帰った声で答えたところ。これは妙に＜かろみ＞があって面白かったです(笑)。これは今でも「ジオブリ」の田波クンと「ポケモン」のコジロウの演技なんかで聴けますね(^^)。
ともあれ、貴重な三木さんの実写作品ですが、これからも別の形で見られたらいいな、と思う今日この頃です。
【三木眞】ＢＯＹＳ ＢＥ…−夏の終わり
《分類》
ＴＶ−ゲスト出演
《作品概要》
幼なじみの恭一と、どこか心のすれ違いを抱えたまま陸上部の強化合宿で山間の村にやって来た千春。そこで偶然会った青年に心の弱みを言い当てられ、いつしか彼に心を許してしまう・・・。
《メイン出演者》
村井かずささん・石田彰さん・石川英郎さん・白鳥由里さん・長沢美樹さん・さん・三木眞一郎さん 他。
《レビュー》
さてさて＜三木さんメインゲスト登場月間(笑)＞第３弾は既に放送終了した
「ＢＯＹＳ ＢＥ」のターニングポイントとなった１話から。
恭一との微妙なすれ違いを抱えて陸上部の合宿にやってきた千春。
朝の自主トレ時、迷子になった挙げ句、背中にカブトムシがつき焦っている
ところで甲虫取りの三木さんキャラ−岡崎ユキ登場！。「売れたらキミに分け
前あげるよ。連絡先教えて」といきなりナンパモード突入(笑)。
この手の作品の、陸上少女というあまりにもオーソドックスなシチュエーシ
ョン(笑)なので当然の事ながら(爆)、千春に最初思い切り拒絶されます。
ですが岡崎の「ねぇ、そんなに突っ張ってて疲れない？ もう少し肩の力、
抜いてみたら？」の一言で、思い切り動揺。その挙げ句、彼女はその言葉に気
を取られ陸上の練習中に転倒。ここから思い切り動揺モードに突入します。
もうこうなると完全にお約束モード(笑)。三木さん、動揺した千春に言葉巧
みに取り入り、あっという間に心を鷲掴み(大笑)。
もうこうなってしまうと、＜必勝ナンパテクニック＞って名前の本を読んで
いるのか(笑)、＜ギャルゲー＞の「結果」までの過程の一シーンを見ているか、
ってなもので、こうなるとストーリーは完全に二の次。
如何にもありがちなキャラを三木さんが如何に演ずるかだけに興味が絞られ
ます。
多分、この手のキャラを演じる際に必須なのは＜不自然でない優しさ＞でし
ょう。というか、ここで間違えると、その話全体が破綻しかねないです。とい
うのは＜不自然な優しさ＞で釣られて女性の心をゲットするような話だと、そ
れこそ「良い子は見ちゃいけない話(^^;」か出来の悪いギャルゲーになってし
まうからですね(^^;。
さて、そういう観点で三木さん演ずる岡崎を観察すると・・・演技自体は全
く問題ないですし、話の途中で東京に残してきた彼女−二人の距離が広がり始
めている−を組み込むことによって、表と裏の側面を見せることで人間臭さを
出すことに成功しています。
ただ、敢えて三木さんに一つだけ注文を出させて頂けるとすれば・・・彼女
からの電話の後、千春に向かって「ははっ、格好悪いところ見せちゃったな」
と自嘲気味に語るシーン。ここでもう少し心の動揺をみせてくれても良かった
のでは、と思ってしまいますね。
ともあれ、このストーリーはまるで三木さんのナンパテクニック(大笑)を見
せつけるようなお話でした。・・・なんだか今後、こういうキャラ役、増えそ
うな気がするなぁ(^^;。
追伸．殆ど「オーディアン」のオマケで最後まで見てしまった「ＢＯＹＳ Ｂ
Ｅ」ですが、ラスボス(笑)に林原さんを持ってきたせいで印象が全て彼女
にいってしまい、ラストが完全に破綻してしまってます(^^;。
・・・なんだか最近、若手とベテランどころか、若手と中堅の技量の差
まで開いてきていて、みーいう自体が増えてきているような気が(^^;。
【三木眞】ゲートキーパーズ−倒せ、最強二大幹部！
《分類》
ＴＶ−ゲスト出演(2000年６月26日・７月３日放送分)
《作品概要》
物語の舞台は１９６９年。人類は人知れずインベーダーの侵略の脅威にさらされていた。圧倒的な力を持つインベーダーに立ち向かうことが出来るのは異世界の門である＜ゲート＞から力を呼び出すことが出来るゲートキーパーのみだった・・・。
《メイン出演者》
櫻井孝宏さん・川澄綾子さん・飯塚雅弓さん・高野直子さん・西村ちなみさん・子安武人さん・三木眞一郎さん・井上喜久子さん・小西寛子さん 他。
《レビュー》
先週に引き続き、今週も三木さんのメインゲストの話から(笑)。ちなみに、
来週のレビューは「ＢＯＹＳ ＢＥ」のゲスト出演の回の予定なので、三週通
して＜メインゲスト出演特集月間＞と称させていただきます(笑)。
録るだけとって２ケ月ほど見ていなかった「ゲートキーパーズ」ですが、三
木さんが登場したということで一気に見ることに(笑)。
舞台を高度経済成長期に設定しているので、ナデシコ内での「ゲキガンガー」
みたいに、もっと「熱血熱血」した話かと思いきや、意外と作品のノリは現代
風で少し拍子抜け(^^;。
でも昔のロボットモノの「基本」は忘れていないようで「熱血主人公を冷や
やかな目で見るクールで冷血なライバルの登場」＆「１クールの終わりには敵
の幹部が攻めてくる(笑)」というのがこの回。
しかし・・・三木さん演ずるキャラ、イギリス支部所属「音速のゲート」を
持つジム・スカイラークが「スーパー７」に乗っての登場と言うのは・・・あ
まりにも三木さんに媚びているようで(大笑)いけませんね！(爆)
どっかの某ＰＤ(笑)みたいに、エンジン音まで収録しておきながら第一話で
ぶっ壊すなら別なんですけどねぇ(爆笑)。 (参照)ＯＶＡ「ジオブリーダーズ
２−乱戦突破」第一話。
さてさて、そしてこの話も「王道」を進みます。主人公達の反発→失意→奮
起→勝利、という方程式通りに。
熱血主人公の戦いぶりを冷笑し、前線からの戦線離脱を命じるジムたち派遣
されてきたエリートゲートキーパー。そして当然のようにジム達は最初の出撃
は快勝を収め、瞬たちは足を引っ張る事になり、更に落ち込むことに。勿論、
その後の展開は「お約束」ですから省略(笑)。
で、こういう役を割り振られた以上、三木さんに求められるのは「憎まれっ
ぷり」と「嫌みっぷり」。声優界にはあまりにも悪役に堂が入りすぎ、自分の
娘さんにも嫌われた声優さんもいるとの伝説もあるそうですし(大笑)。
ただ、あまり三木さんに詳しくない人は意外でしょうが、実は三木さん「憎
まれ役」というのはそう多くはないんです。まあ、そういう役所はもう少しベ
テランの方が担当されることが多いので、当然と言えば当然なのかもしれませ
んが、普段クールな二枚目が多い方はゲスト出演時は比較的そういう役が回っ
てくることが多いです。が、不思議と三木さん、そういう役は巡ってきません。
で、その理由を自分なりに分析してみると・・・基本的に三木さんの声質と
いうのは「品がよい」からだと思います。この辺、表現が難しいところですが、
他の言葉で言うと「声質に裏表がない」とでも言うべきでしょうか？
つまり、ナチュラルな演技をすると「いいひと声(^^;」が滲み出てしまい、
憎まれ役をやることに多少の無理が出てくるからではないか？ と思うのです。
つまり憎まれ役を演じるときは「芝居がかりすぎて」長所が消えてしまうから
ではないか、と。
もっとも、声質が比較的似ている関俊彦さんなんかは憎まれ役が異常にハマ
る時があるので一概にこういう理由だ、とは言い切れない側面がありますが。
とまあ、自分の分析はこのくらいにして、本編の三木さんの演技の感想です
が・・・今回のキャラは結構「憎めて」良かったですね(笑)。「芝居掛かった
二枚目で、憎まれ役」というのなら結構イケるかもしれないですね＞三木さん。
ただ・・・瑠璃子に命を救われて「命のゲートか・・・泣かせるね」って、
自嘲気味に語るところが三木さんらしすぎて(笑)、本当の憎まれ役にはなれな
かったかな、と(^^:。
恐らく物語の最終盤には再び登場するキャラでしょうから、再登場の際には
どんなキャラになって登場するか、楽しみにしたいと思います(^^)。
追伸．余談ですが・・・敵の二大幹部、悪魔伯爵が柴田秀勝さんで、機械将軍
が飯塚昭三さん、という二大悪役声優(笑)だったので・・・正義の味方の
声優さん方との格の違いが・・・目茶苦茶目立った回でした(^^;。
お二人・・・どんな感想を抱かれましたかねぇ＜正義の味方声優さんに。