《前書き》
以下のＳＳは「空の境界」ドラマＣＤ「俯瞰風景」の打上後、という設定となっております。
が・・・実在の建物が登場したり、一部妙にナマっぽいシーン、もしくは妙にリアリティのありすぎる反応があったりしますが、それは全て、全て偶然の一致です。
決して橙子さんの言動(特に赤字の部分)がそのまんま・・・
『俯瞰風景 あふたー』(完全版) ｗｉｔｈ Ｆａｔｅ／ｓｔａｙ ｎｉｇｈｔ あふたー
黒桐幹也はレンタルした黒いスカイラインＧＴＲで、伊豆へと向かっていた。
ディープパープルをＢＧＭに流しながら、既に幹也は大きな溜息をつく。
ここに来るまでに黒桐幹也は疲弊しきっていた。今も後部座席で激しい視線の火花ををぶつけあう式と鮮花が助手席にどちらが座るかを巡っての争い故だ。
今回のコンセプトは、ＣＤ発売を祝しての打ち上げ旅行。
提案者は無論橙子だ。出来の方にはかなり手応えを感じているらしく「パーッと派手にやりましょう」ということで、今回の温泉旅行となったわけだ。
熱海駅前ロータリーにさしかかったスカＧは横断者を認め、横断歩道前で一時停止する。その横断者の顔を何げなく眺めた鮮花が驚きの声を上げる。
「あれ、橙子さんじゃないんですか!?」
思わずクラクションを鳴らすスカＧに、橙子は驚いて振り向く。
幹也が手を振るとようやく気づき、そのままぴょんぴょんと跳ねるように助手席に乗り込む。
「やだー、幹也クン。最初ぜんぜんわかんなくて、何この車、とか思っちゃった！」
・・・眼鏡有りバージョンの橙子は、かなりハイになっているようだ。
「もうー！ 幹也クンが送ってくれないんで、一人で電車に乗って駅に着いて『あたしったら、センチメンタル・ジャーニー？』とか浸ってたのよ」
「あ、熱海でセンチメンタル・ジャーニー・・・ですか？」
宿はそこから車で５分ほどのところにあった。
場所は熱海でも高台と呼べる場所に建てられており、各部屋とロビーからは海が一望できるという絶好のシチュエーションを備えていた。
しかもカラオケ室とゲーム室（時代的背景と某社的理由で置いてあるのが黒サターンなのは内緒だ）まであるという、ナイスな施設である。
が、真の驚愕はホテルの窓口で待っていた。
「あ、荒耶宗蓮！」
この世の全ての苦悩を一身に背負い込んだような表情をした男が、平然と受付に佇んでいる。
「ふむ、遅かったな、蒼崎」
「ごめんごめん、ちょっと遅れちゃって」
「ちょ、ちょっと橙子さん、なんで荒耶宗蓮がこんな所にいるんですか!?」
「やーね、幹也クン。ちゃんと荒耶も『俯瞰風景』に出演していたでしょ？ 打ち上げに参加する権利があるのは当然じゃない」
さも当然であるかのように橙子が胸を張って云う。
「・・・幹也、諦めろ。今の橙子に何を云っても無駄だ」
「・・・兄さん、諦めましょう。こんな人を師とした私たちの不徳です」
式と鮮花は全てを悟りきったように云う。
「・・・分かりました。それは諦めます。でもなんですか、その隣にいる《赤ザコ》な人はっ!?」
「《赤ザコ》云うなっ!!」
暗めの金髪に碧眼。典型的アーリア人、コルネリウス・アルバは、この真夏の真っ只中ににも関わらず、例によって赤いコートを纏っている。
夜道で出会うネロ博士並みのアヤシサ爆発だ。
「すいません。あのー、最近はすっかり本名より《赤ザコ》の名前の方が有名に・・・」
「き、貴様、もう一度痛めつけて貰いたいらしいなっ!?」
「ああ、橙子の魔術に掛かっているとも知らずにボーッとしていたアレか」
「学院で学んだ魔術師って云っても所詮はあの程度なんですね」
「・・・き、貴様ら、好き放題に・・・」
「はいはい、可哀想だからみんなその辺でね。でもアルバ、あの低予算でなかなか良い宿を探してくれたじゃない」
「・・・ううっ、な、何故シュポンハイム修道院の次期院長たる私がこんな三助もどきの事をせねばなんらんのだ!?
この保養所を所有している会社の、映像事業部や営業部の部長や課員に名義を借りたり大変だったのだぞ!?」
「蒼崎に破れて次期院長の約束も反故になり、この国で云う《瘋癲》というヤツになった上、ＣＤ出演に備えて蒼崎に身体まで作り直して貰った以上、魔術師としての信義から云っても、アルバ、貴様が蒼崎の下僕に成り下がるのも仕方あるまい」
「誰が下僕だ!? 誰が!?」
凄むアルバだが・・・無論荒耶は無言。視線をそのまま横に移動させると、そこにあるのは橙子の気持ち悪いくらいの笑顔だ。
・・・違う。私の知っていた蒼崎橙子はこんな世界の終わりが来ても微笑んでいるような人間ではなかった筈だ。
これではまるで・・・。
我知らず後退るアルバを救ったのは、その当の橙子自身だ。
「あら、そう云えば巫条さんは・・・？」
アルバはなんとか冷静さを取り戻して、その問いに答える。
「・・・ああ、ミス・フジョウなら病気療養のため参加できないという連絡が先程あった」
「そう、それは残念ね。幹也クン、秋巳さんは？」
「大輔さんは事件に追われて連日連夜徹夜だそうです。話をしたら物凄く来たがっていたんですけれど」
「そうなの？ じゃあ、あと『らっきょ』に関係ある人って・・・」
と、橙子は式に視線をくれる。敏感にその視線の意味するところに気付いた式が、予め予防線を張る。
「秋隆ならやめておけ。というより、むしろ無駄だ。どうせどこかから・・・って、そこか！」
式の投げつけたナイフが、受付脇に置いてあった観賞用のサボテンに突き刺さる。
「・・・クッ、逃げられたか」
「ちょ、ちょっと式！ 一体何をするんだい？」
「ふむ、見事な気配の消し方であったわ。それに気付いた太極の具現者も流石ではあるが、この時代に結界も使わずあれほど見事に気配を消せる人間が存在するとはな。奴の起源は《皆無》といったところか・・・」
慌てる幹也とは対照的に、どこまでも静かな声音で荒耶が感嘆の声を上げる。
式は忌々しげにサボテンに突き立ったナイフを抜き取ろうとして、初めてその存在に気付いたようにアルバに声をかける。
「ああ、そんなところにいると危ないぞ」
「グォォォォォォォッッッッッッッッ!?」
抜かれたナイフの後を追って、サボテン内部の水分が一斉に吹き出し・・・傍らに立っていたアルバの顔を直撃する。御丁寧にサボテンの皮の表面についた棘突きだ。
「リョウギシキ！ 貴様、あの時の意趣返しのつもりか!?」
「あの時？ あの時って一体何時のことだ？ ・・・ああ、荒耶の後ろを金魚の糞みたいにくっつていたときのことか。影が薄いんですっかり忘れてたよ」
「き、貴様っ!?」
式に喰ってかかろうとするアルバを、橙子が穏やかに、しかし容赦なくぶちのめす。
「もうアルバったら、貴方から見れば孫みたいな年頃の子供の言う事じゃない。それにそんなに怒ると禿げちゃうわよ！」
「ア、アオザキ！ きみはいつだって私を・・・」
「橙子師！ それでは藤乃を呼んでも宜しいでしようか？」
「き、貴様のような小娘まで私を愚弄するというのか!? このアグリッパの直系である私を！」
無論、この場に赤ザコの言葉に耳を傾ける物は居なかった。
「ああ、それはいいわね。やっぱり若い女の子が多い方がいいものね」
かくして、浅上藤乃は「今日明日暇？ だったら今熱海なんだけど、これから来ない？」という鮮花の電話で本当に呼び出されてしまう。
狂乱の宴は・・・いまだ始まってさえいない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
刻限は六時を回り、食事の用意もそろそろ整ってきた頃になって、ようやく浅上藤乃も到着した。
「すみません、稼業の『捻り屋』の方で忙しくって」
その三十分後、夕食は始まったが・・・予想に反して宴の席は滞りなくさほど進んだ。
兄さんは片眼が不自由なんですから、と鮮花が手ずから食事を食べさせようとした次の瞬間、式のナイフがその傍らに突き立ったり、藤乃によって鮮花の手にしていた箸が飴のように折れ曲がったりしたが、一国くらいなら簡単に滅ぼしかねないこの面子が揃っている割には、食事は平穏に進んでいた。
この場の唯一の常識人にして一般人である幹也は内心で安堵の溜息を吐き出しながら、しかし《探る者》である彼は見逃さなかった。
永遠の十七歳のような笑顔を浮かべながら蟹を頬張る、最高位の人形使いの姿を。
食事が終わると一行はカラオケ部屋へと移動した。
地下のカラオケは二部屋あり、大部屋は二十人以上収容でき、小部屋の方でも十人は入れるという施設だ。
だが、大部屋は既に別の宿泊者たちによって占拠されていた。
随分多人数の騒がしい集団らしく、耳をそばだてるでもなく中の会話が聞こえてくる。
「おのれ、雑種！ 次は我の順番であったろうが!?」
「フン、どうせ打ち上げの無礼講の席だ。ここでは王様も英霊も、英雄も反英雄もありはしない。割り込み選曲など認めるなるものか！」
「その通り！だいたい雑種雑種って云いやがって、テメーだって神様と人間のあいの子じゃねぇか！ なら余程こちらの旦那の方が神様に近ってぇものよ。そうだろ、旦那？」
「■■■■■■■■■■ー！！」
人とは思えぬその叫び声に、恐る恐る僅かに開いた扉の隙間から中を覗き込むと・・・中にいたのは様々な人種で構成された男性五名、女性三名、仮面を被っているため性別不明一名の計九人組。
髪の色だけでも金、銀、青、紫、黒とよりとりどりで、体格に至っては大相撲の横綱さえ片手で持ち上げられそうな巨漢から、今日びの体格の良い小学生と云えば通用してしまいそうな小柄な少女まで揃っている。
一同は顔を見合わせると、一様に「見なかったことにしよう」と頷きあって隣の小部屋へと、お菓子と飲み物を運び込む。
だが、そんな一同を余所に、策士蒼崎橙子の陰謀が着実に進んでいた。
「幹也クン、あの子たちに混ぜて貰っていいかって聞いて、荒耶たちに『あの子たちが呼んでるわよ』っていうのはどうかしら？」
で、この計略は大成功を収めた、のであるが・・・
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
蒼崎橙子の十八番である「アタックNO.1」がカラオケ部屋に炸裂する。
一方、それまで「恨みます」を熱唱していた妖艶な女性は「男なんて男なんて、宗一郎様以外は全部死んでしまえばいいのよ！」と物騒な言葉と共に泣き伏せってしまい、紫の髪の女性に無言で慰められている。
更にその傍らの小柄な金髪の少女は、室内に運び込まれた大量の食料をこくこく頷きながら、しかし口だけは決して止めることなく咀嚼し続けていた。
大部屋は荒耶のみならず「らっきょ」の面々全員を引き込んで、まさに人外魔境の態をなし始めていた。
渋いラインナップを歌いまくる着流しの和服の青年。
懐かしの昭和歌謡曲を熱唱する仮面の人物。
芸達者な銀髪の若者。
大日本帝国軍歌を絶叫する青衣の青年。
荒耶宗蓮に至っては、この世の地獄を貼り付けたような表情のまま、しかしコブシの利いた古賀政男ヒットメドレーを披露して、一同から大喝采を浴びた。
一方の女性陣の反応も様々だ。
ハートフル路線の目同さん(仮名)。
ひとしきり泣いた後は年甲斐もなく可愛い路線に走る伽好子さん(仮名)。
ただ一人変わらないのは歌そっちのけでひたすら食に走る金髪の少女だ。
黒桐鮮花と両儀式は橙子の性格を知り尽くしているだけあって、見事にその場に迎合し、一観客としてその場を盛り上げてることで、辛うじて蒼崎橙子の魔の手を逃れていた。
そのことを最後まで理解できなかったのは金髪の青年だった。
恐らく自作であろう「オレはギ○様 英雄王」なる、とてつもなく音感から外れた歌を披露した次の瞬間、彼は蒼崎橙子のトランクの中にに引き込まれ、二度と姿を見せることはなくなったのだから。
しかしやはり最も場が盛り上がったのは、橙子と馬坂さん(仮名)の「ピンクレディー・メドレー」だった。
人間どころか地球上の生物離れした巨体を誇る馬坂さんだったが、橙子の人形師としての技量の全てを注ぎ込んだ地獄の振り付け指導が功を奏し、この世では決してみられぬ奇跡のデュエットが完成していた。
一方の「らっきょ組」からは黒桐幹也は橙子とともに「ムーンライト伝説」を、浅上藤乃は「くせになりそう」の主題歌を歌わされ「汚れちまった悲しみ」に暮れていた。
「ほら、アルバ。もう一度最初の振り付けからやるわよ。今度間違えたら、それ専用に貴方の身体を作り直させて貰うんだからね」
「ううっ、何故私が《モー娘》の最新曲を振り付きで歌わねばならんのだ!?」
歌詞や振り付けを間違えるたびに、身体の一部を取り替えられていくアルバの阿鼻叫喚が狭い室内に木霊していくのであった・・・。
最後に目一杯力の入った「氷雨」を橙子が歌い終えて、カラオケは打ち止めとなった。
保養所施設のため２２時を過ぎると閉じられてしまうのだ。
以後「らっきょ」の面々は、奇妙な八人組と別れて宴会部屋に移って飲むことになるのだが・・・宴会部屋では、またしても蒼崎橙子の恐るべき陰謀が一行を待ち受けていたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カラオケも盛況のうちに終わり、くつろいで部屋で談笑しながら酒をくみかわす一行。
しかしそこにまたしても、蒼崎橙子の恐るべき魔の手が迫っていた。
部屋でくつろいでいると、どことはなしに「ゲームしたいね」「トランプ」「人生ゲーム」という声があがってくるものである。
しかし幸か不幸か、誰もトランプやゲームを持ってきていなかった。
ふと気づくと、グラスを並べて蒼崎橙子が幹也をアシスタントに一生懸命何かを作っている。
「はーい、できましたー。じゃあ、これから呼ぶ人は前に出てきてくださーい。」
な、なにを始めるんだ、突然？ と一同が無言で説明を求めると、橙子は嬉しそうに解説してくれる。
「この６つのうち５つはウーロン茶ですけど、一つだけすごく濃厚な猛毒が入っているウーロン割りがありまーす。これだと思うのを選んで一気飲みしてくださーい」
「そ、それは・・・まさか某ラジオドラマの『ロシアン・ルーレット』ネタ・・・」
「あら、詳しいわね、アルバ。でも、大丈夫よ。即効性の毒じゃないから。それにもし死にそうになったら式に体内の毒を殺して貰えば良いだけだしね」
「と、橙子師！ さっき『すごく濃厚な猛毒』って仰いませんでしたか!?」
「やーね、気のせいよ、鮮花さん。私がそんな酷いことするわけがないじゃないの！」
「…………………………………………………………………………………………………」
微笑みながら云う蒼崎橙子の提案を拒否できる者はこの場にいなかった。
何故なら拒否した瞬間、必ず彼らの頭上に《死》が降りかかってくることを否が応でも知っていたからだ。
「藤乃！ 藤乃！ しっかりして!?」
「動くな、浅上！ 動くと手元が狂う！」
哀れなことに、このロシアンルーレットに当たったのは急遽呼び出された浅上藤乃だった。
しかし、蒼崎橙子の横暴はそれだけでは済まなかった。
「じゃあ、『たこはち』をやりましょう！」
「……ア、アオザキ？ それは一体どんな《遊び》なんだ？」
藤乃の地獄のような苦しみぶりを目の当たりにしたアルバが顔を青ざめさせながら問う。
橙子の話を総合すると、要はルールに添って、順番に番号を言っていき、間違えたり詰まったりした人が負け、という遊びであるとのことだった。
が・・・またも橙子が、一生懸命なにかを作っている。
最近橙子が「とあるつて」で手に入れたという黒桜成分たっぷりの《アンリ・マユ》にポッキーを挟んで、チーズ鱈を巻いて、わさびあられを入れて・・・
「はーい、負けた人はこれを食べまーす！」
宴会部屋の女神ならぬ女王と化した井上喜久・・・もとい蒼崎橙子。
もはやこの世の誰も彼女には逆らえない。
結局このゲームも「これ以上酷い食い物を食べたら即死する」というところまで続いたのであったが、その極めつけを喰わされたのは・・・
「藤乃！ 藤乃！ しっかりして!?」
「動くなと云っているだろうが、浅上!?」
口から泡を吹き出しながら、浅上藤乃は再び地獄の悶絶を繰り返していた。
一方、橙色の悪魔に魂を売って、先程まで橙子の地獄の罰ゲーム料理を作っていた幹也は、部屋の片隅で荒耶宗蓮相手に水割りを作っている。
「酒はどうします？」
「では、バーボンを頂こう」
「どうします？」
「ロックを」
「ダブルですか？」
「ああ」
「男ですね〜」
この夜の勝ち組の二人は、グラスをあわせて、互いの先見の明を誇った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
いつしかテレビではＦ１グランプリが始まるような時間になっていたが、なおも蒼崎橙子の暴走は続いていた。
「じゃあ、今度はしりとり歌合戦をやりまーす。歌の途中からでも、自分で作った歌でもいいでーす！」
「な、なんなんですか、それは!?」
とにかく歌合戦は、蒼崎橙子の「キューティーハニー」から幕を開けた。
だが橙子提案の「しりとり歌合戦」は苦戦が続いていた。
悲しいもので、ネタがつまると不思議と皆アニメソングが出てきてしまうのだ。
女王に順番が回ってきた。
言葉は「た」である。
しばらく考えていた橙子女王、ポッキーの袋をマイクがわりにすっくと立ち上がると歌いだした。
「たんぼ、たんぼ、たんぼ〜 大切なたんぼ〜」
のたうちまわる一同を前に、女王は宣わった。
「日本の心を歌ってみました。次の方、どうぞ！」
再び女王様に順番が回ってきた。今度は「よ」である。
またしてもポッキー片手に彼女は立ち上がって歌いだした。
「横須賀はいい町〜私の住んでるところ〜 海もあれば山もある〜...ヘイ！」
もはや宴会部屋のメンバーは再起不能状態になってしまっていた。
地獄の宴会は橙子女王が疲れて眠くなるまで続いたのだった。
ちゃんちゃん。
＜後書き＞
最後までおつきあい下さった方に今回も感謝m(＿)m。
すいません、オチは全然ありません。実は翌日分もあるんですが、橙子さんに付き合って行動する人間が格段と減るのでｗ、今回はカットカットカットということで。
こんなお巫山戯は今回限りなので「こんなのＳＳじゃない！」って怒らないで下さいませ。
なお改めて断っておきますが、この作品はフィクションです。
決して以前製作された某ＯＶＡ打ち上げ旅行の模様を描いた、某ＰＤの当時の記録を元にしたものではありませんのでご注意下さい。
・・・多少なりともこの話が面白いと思われた方、お布施として「Ｇｕｎｇｒａｖｅ」のＤＶＤを買って下さると、うちのＨＰの表ページで紹介している某ＰＤも喜ぶと思います。
こちらにも喜○子さん、出演されていますしね。
ちなみに当作中、突然熱海まで呼び出された挙げ句、気の毒な事になった浅上藤乃のＣＶには西村ち○み嬢を想定して下さると、より物語にリアルさが増すと思います、はい。
次回は真っ当にＦａｔｅのＳＳを予定。
凛トゥルーの数年後を描くシリアスネタか、士郎を「赤いあくま」の魔手から救い出すために「黒いあくま(仮名)」と手を組む一成の話、又は前回の続きの「らっきょ」クロスオーバーネタかのどれかを予定してますので、お暇があればお付き合い下さいませ。
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